1.9-liter, TDI, 110 kW ディーゼル機関
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 1989 年の VW, 1.9-liter SD, 渦流室式ディーゼル機関の出力は 50 kW であった.1993 年にターボチャージャを使った VW, 1.9-liter 直接噴射式,ターボ過給ディーゼル TDI の一号機ができ,その出力は 66 kW,過給圧は絶対圧で 1.81 bar.1995 年以降,市販車に多く搭載されたVW, 1.9-liter TDI の出力は 81 kW であり,それには可変式ターボチャージャが採用された.これの 混合気形成と燃焼 についてはディーゼル燃焼のページで.

 上の図は 2000 年に作られた 1.9-liter TDI-PD,φ79.5×95.5, 4 Cylinders, 110 kW,ターボチャージャは可変式で,過給圧は絶対圧で 2.55 bar である.シリンダごとにカムで駆動される燃料ポンプが噴射ノズルの上についているという構造になっており,Pumpe-Düse-Einheit と呼ばれた.右の図はそのピストンであり,スラストサイドにはコーティングがなされている.

 Pumpe-Düse-Einheit はいわゆる Unit Injector であり,Bosch, Siemens との協力でつくられた.2007 年式からこの Pumpe-Düse-Einheit に代わって Commn-rail/Peizoelectric Injector になるとのことである.


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